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取扱穀物について

トウモロコシ

人間と動物にとって主要食物のひとつであるトウモロコシは、ほかのいかなる作物より多くの国々で栽培されています。この汎用性に富んだ植物は、米国南西部の乾燥した砂漠地帯からエクアドルとペルーのアンデス山脈の高原地帯まで、多様な気候の中で生育することが可能です。米国の温暖な平野部は、世界でもっともトウモロコシの生育に適した条件を備えており、このため米国は世界最大のトウモロコシ生産国です。

米国で栽培されるトウモロコシの大多数は、穀粒が成熟期にキャップまたは頭頂部にへこみを形成するためにそのように呼ばれる「デント」(へこみ)コーンです。デントコーンは、畜産飼料からコーンシロップ、甘味料、エタノール、そして工業用製品まで、さまざまな用途に使用されています。そのほかのトウモロコシの主な分類は、スイートコーン (ほとんどが人によって消費される)、そして油分、でんぷん、栄養成分などを多く含んだ形質や特徴を持った高付加価値トウモロコシがあります。

トウモロコシは生産高・売上高ともに、米国最大の農作物です。アイオワ州、イリノイ州、ネブラスカ州、そしてミネソタ州が米国で生産されるトウモロコシの50%を産出しています。その他の主要なトウモロコシ生産州は、インディアナ、ウィスコンシン、サウスダコタ、ミシガン、ミズーリ、カンサス、オハイオ、そしてケンタッキーの各州が含まれます。

世界のトウモロコシ生産と貿易

2006年度(2005年10月~2006年9月)、米国は世界のトウモロコシ生産のうちの41%、2億8230万トン(111億ブッシェル)を生産しました。2006年度のその他主要トウモロコシ生産国は、下記の通りです。

  • 中国 -1億3940万トン、(55億ブッシェル)
  • ブラジル - 4170万トン、 (16億4万ブッシェル)
  • EU連合 ? 6120万トン、 (24億ブッシェル)
  • メキシコ - 1950万トン、(7億6700万ブッシェル)
  • アルゼンチン - 1580万トン、 (6億2200万ブッシェル)
  • インド ? 1500万トン、 (5億9050万ブッシェル)

米国は世界最大のトウモロコシ生産国であると当時に、世界最大のトウモロコシ輸出国でもあります。平均的に、米国で生産される約20%のトウモロコシは輸出用です。2006年度(2005年10-20067年9月期)の間、米国は世界のトウモコロシ輸出量の69%にあたる 5420万トン(22億ブッシェル)を輸出しました。同年同期のそのほかの主要トウモロコシ輸出国は、アルゼンチン(950万トン、3億7200万ブッシェル)、中国(370万トン、1億4500万ブッシェル)となっています。

世界の中で、日本はもっとも安定して最大のトウモロコシ輸入国です。米国は日本の需要をほぼすべて満たしています。2006年度の間、日本は1650万トン(6億4900万ブッシェル)の米国産トウモロコシを輸入しました。また、メキシコ、台湾、カナダ、エジプトおよびコロンビアも、米国産トウモロコシの主要輸入国です。

トウモロコシの用途

主として家畜飼料に使用されますが、トウモロコシは豊富な用途がある優れた穀物です。 また、トウモコロシは、スターチ、甘味料、コーン油、飲料、工業用アルコール、燃料エタノールなど、大変多くの食品、工業製品に加工されます。歯磨き粉、化粧品から接着剤、靴墨まで、何千もの食品、日用品の製造にトウモロコシが使われています。

トウモロコシ製品は多くの工業用途において、急速に石油に取りかわっています。 ポリ乳酸 (PLA)、トウモロコシから作られた生分解性プラスチックは衣服、包装材、じゅうたん、レクリエーション用品や食器類などのさまざまな日用品の製造にうまく使われています。 これらの製品は生分解性であり、再生可能資源から作られているため、環境にも莫大な恩恵をもたらしています。